キャンピングカーの車窓から

キャンピングカーの旅とアウトドアライフ

キャンピングカー選びの基礎知識③〜オプション編

最終回は人気のオプションです

キャンピングカーに付ける人気のオプションについて紹介します。

価格はあくまで参考程度です

 

FFヒーター(20万円程度~)

これは必須の装備だと思います。

仕組みは車の燃料(ガソリンや軽油)を少量ずつ燃焼しながら温風で車内を温める装備です。

電気も発熱には使用しないのであまりバッテリーを消費しません。燃費も8時間で1リットル程度です。

また、燃焼のための給排気は車外に伸びたマフラーで行うので、酸欠や一酸化炭素中毒の危険もありません。

私はマニュアル操作のコントローラーを、温度設定とタイマーがセットできるコントローラーに変えてもらいました。

ドイツのべバストというメーカーのほぼ独占状態です。中華製のコピー商品が3万円程度で手に入るのでDIYで取り付ける猛者もいるようです。

正規で取付けるとちょっとお高めな感じはしますが、車体に穴を開けたり、燃料パイプを分岐したりするので、高くてもちゃんとした技術があるところで装着すべきだと思います。

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家庭用エアコン(20万円程度~)

キャブコンのみならず、バンコンのナローボディでも家庭用エアコンを装備できる車種が出て来ました。

夏は高原と北海道しか行かない人でも、温暖化の日本では必要な装備になりつつあります。特にペット連れで旅する場合は必須になります。

元々は、外部電源サイトとか、発電機で使用するのが基本でしたが、エアコンの省エネが進んだ事もあり、複数のサブバッテリーと1500W以上のインバーターで数時間の連続運転は問題なくできるようになっています。もちろん運転時間は外気温にも左右されます。

走行中の使用もできますが、家庭用のため振動のある中で運転することは想定されていないので、耐久性に若干の懸念があります。

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リヤクーラー(20万円程度~)

車のエアコンはもはや標準装備ですが、運転席助手席のみならず、後部のキャンパー部分にも冷風を送る設備です。

走行中に後ろにも乗車する場合はもちろんのこと、走行中に冷しておけば、その後の家庭用エアコンの省エネにもつながります。あるほうがベターですが、オプション価格が意外と高いのが難点。

 

ルーフベンチレーター(5万円程度~)

天井から吸排気を行う強力な換気扇です。

MAXX FAN(マックスファン)という商品が代名詞のようになっています。車内で料理をしたり、食事をした時に匂いがこもらないように排気したり、暑いときに外気を取り入れたり、必須のアイテムになっています。

屋根にあるカバーが電動で開くものと手動で開くものがありますが、電動は故障し易いと聞いたことがあります。

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奥から順にルーフベンチレーター、地デジアンテナ、ソーラー充電システム、リヤカメラになります

 

テレビ(地デジアンテナ込みで10万円程度~)

16〜32インチ程度の家庭用液晶テレビが多いです。

テレビよりもアンテナが問題なのですが、一般的にキャンピングカーの屋根につける地デジ用アンテナは評判がよくありません。

DVDプレーヤーを付ける場合もありますが、今はamazon FireStickTVとモバイルルーターの方が映画鑑賞他にもいろいろ楽しめると思います。

テレビの映りに関しては、ナビのテレビのほうが映りがいいそう(確かに我が家の乗用車のナビもフルセグテレビが付いてますがキレイに映ります)ので地デジアンテナを付けずに、ナビと液晶テレビをケーブルで繋いで液晶テレビにナビの映像を映すオプションもあります。

停車中でもナビに電源が通るよう加工も必要ですが、ナビは意外と電気を消費するので注意が必要です。

私は購入時に地デジアンテナが付いていたので、液晶テレビを購入してそのまま使う予定です。映りがあまりに悪ければ何か考えたいと思います。

 

ソーラー充電システム(200Wで20万円程度~)

太陽光発電でサブバッテリーの充電を行います。走っていても、駐車していても太陽光があれば年中充電してくれますので人気があります。最近はシート形状の薄いものもあります。

サブバッテリーを充電する場合、走行充電では電圧差の関係で100%充電は難しいので、100%充電するにはソーラー充電システムか後述する外部接続充電システムが必要になります。

 

リアカメラ(3万円程度~)

キャンピングカーでバックする場合に後ろが見えないのでリアカメラは必需品です。

また、シフトレバーをバックに入れた場合のみにナビに後方が映るものもありますが、キャンピングカーは走行中もルームミラーが全く役に立たないので、常時リアカメラで後方が見えるように、ナビとは別のモニターを設置すると便利です。

最近はルームミラー型のモニターもあります。

なお、法令上サイドミラーは必須の装備ですが、ルームミラーは必須とはされていません。

 

冷蔵庫(40Lで10万円程度~)

冷蔵庫はもはや標準装備になりつつあります。日本の澤藤電機が製造するエンゲルやFFヒータのべバストが有名で、種類も豊富でキャンピングカーからクルーザーまで幅広く採用されています。

安価なポータブル冷蔵庫と違い、コンプレッサー式なのでアイスクリームも保冷可能、AC(交流)のみではなくDC(直流)電源でも利用可能、狭い室内でも比較的静か、車両や船舶用設計なので振動や傾きに強いなどが特徴です。

電気は相応に消費しますので、サブバッテリーの強化は必要です。

アイスクリームの保冷や、製氷をしないのであれば、市販の高性能クーラーボックス(キャンプ用品ではなくてシマノなどの釣り用がオススメ)に毎日氷を購入すれば十分な気もしますが、これも好みと気分の問題ですね。

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電子レンジ(3万円程度~)

これも、飲み物やコンビニ弁当を温めるのにあったら便利な装備の一つです。使用時間は長くて10分程度ですが電気はかなり消費することは覚悟して下さい。

オプション価格も市販の電子レンジを固定して、電源をつなげるだけにしてはお高めです。単機能電子レンジは一万円くらいでいいのが買えますので、私は自分で付けることにしました。近いうちにレポートする予定です。

 

 サブバッテリー(3万円程度/個~)

車にはエンジンの始動や電装品のためのメインバッテリーがありますが、キャンパー部分のためにサブバッテリーを1個以上搭載しているのが普通です。電子レンジやエアコンを快適に運転するには最低でも3個(トリプルサブバッテリー)は必要になります。

最近はリチウムイオンバッテリーを使うビルダーさんも出てきました。初期費用が高くなりますが、繰り返し充電の回数を考慮すると十分元がとれるようです。また、リチウムイオンバッテリーの特徴で最後まで出力が落ちないのもメリットです。

しかしながら、安全性が確立していないとの理由で採用しない大手ビルダーさんもあります。

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黒い箱3個がサブバッテリー、青い箱がインバーターです。

インバーター(1500Wで15万円程度~)

バッテリーは直流、家庭のコンセントは交流なので家庭用の電化製品を車内で使えるように直流→交流に変換するのがインバーターです。電子レンジや家庭用エアコンを運転するには1500W以上のものにしていることが多いです。

 

外部接続充電システム(10万円程度~)

家庭やキャンプ場などの外部コンセントから電気を引き込みサブバッテリーを充電する装備です。充電だけではなく、接続中はサブバッテリーを消費することなく電化製品を使うことができます。ソーラー充電システムのところで説明したように100%充電のためにはソーラーか外部接続のどちらかは装備したほうがいいと思います。

 

サイドオーニング(12万円程度~)

車のサイドの上部に取付け、引き出してひさしを作る装置です。キャンプのタープのように日陰を作ったり、ちょっとした雨も防げます。

アウトドア気分で食事をしたりできる人気のオプションですが、濡れたまま仕舞うとカビることもあり、また、風にはあまり強くないので、就寝時には仕舞う方が無難です。

朝起きたら強風でオーニングが壊れ、仕舞うことが出来ずに帰れなくなったという笑えない話もあります。

 

 アルミホイール

キャンピングカーでは、丈夫なスチールホイールが標準でアルミホイールはオプションのことが多いです。

アルミホイールのメリットはドレスアップになること、スチールより軽いことです。一般的にホイールやタイヤなどのバネ下重量の軽量化が乗り心地改善に与える効果は、ボディなどのバネ上重量の軽量化の4倍以上と言われます。

キャンピングカーは車重が重いので、特に3トンを超えるキャブコンなどは強度のある専用のアルミホイールが必要です。サイズについても隙間があるものを無理やり装着したり、スペーサーやハブリングで調整すると、ハブボルト折れ等の重大事故につながる恐れがありますので、ちゃんとサイズの合った専用のものを選ぶことをオススメします。

私は、マッドキャンパーというカムロード専用のアルミホイールにしました。

 

専用タイヤ

カムロード用にキャンピングカー専用タイヤとして最近人気なのはブリジストンと並ぶ世界のタイヤメーカー、グルメガイドでも有名なミシュランの「アジリス・キャンピング」です。

キャンピングカーは重いうえにトラックなどの商用車に比べて駐車時間が長いなど、特殊な環境にあります。

このキャンピングカー専用タイヤに変えるだけで、高速の横風に対する安定性やカーブの安定性が目に見えてアップするようです。

私はキャンピングカー購入時に何より優先してこのタイヤに変えました。変える前と比較が出来ないのが残念ですが、安全には代えられませんので正解だったと思います。

www.asahi.com

キャンピングカー選びの基礎知識は一旦これで終わります。初心者の方のお役に立てれば幸いです。