京商サーキットバギー
小学校高学年から中学生くらいまで(今から40年くらい前ですね)
ラジコンにハマってました
流行りの電動ではありません
もちろん内燃機関 エンジンバギーです
その名は「京商サーキットバギー」1/8スケール
この写真は結婚後に実家の押し入れに眠っていたものを撮影したもの
ラダーフレームに乗るポリカーボネート製ボディは透明で裏側から塗装します
後にランチアストラトス(アリタリアカラー)や240Zのボディも出ました
「走~るヨロコビ♪模型のキョーショー♪」なんてCMもやっていました、れいパパさんくらいしか分からないかな
ENYAエンヤ19BBエンジン始動!
航空用ニトロ燃料(1ℓで1000円位しました)を燃料タンクにいれてニードルバルブを緩めて燃料を濃いめに
キャブにチョーク用の燃料を2~3滴
グロープラグに小型バッテリーをつなぎスターター用のひもでエンジンを勢いよく引くとバリバリバリ〜ビィィィーンと
グロープラグなので点火した後はバッテリーを外してニードルを絞って混合気を薄くしていくとエンジンの回転数があがりピークからニードルを2目盛戻して発進!
でもそう簡単にいきません
標準で付いている紐なんかじゃまずエンジンかからないです
仲間と当時7000円位した電動スターターを共同購入
でも悲しいかな車を持っていないので公園に行くと12Vバッテリーが使えません
自動車用バッテリーを購入して自転車の後ろに付けて運びました
エンスト、始動とかを繰り返しているとすぐにバッテリーも空に
仲間で小遣い出し合って近くのガソリンスタンドで急速充電してもらったり
今考えるとよく小遣いが足りてたなと思いますけど
広い公園でジャンプ台作ったりドリフトしたり
あの航空燃料の排ガスの匂いが最高でした
けっこうなスピードが出るし、シャーシは金属製なのでぶつかると大けがしますし、騒音もハンパないので今ならPTAで問題になりますね
今も模型エンジンメーカーのエンヤは残っていました
当時のラジコン風景
この少し前まではエンジンの飛行機をワイヤーで操縦するUコンと言うのが流行ってました
エンジン飛行機を2本のワイヤーで繋いでエルロン(上下)だけコントロールしながら人間が中心に立って周りを飛行機が周回します
エンジンの出力は一定です。
目が回りそうだしつまらなそうでしょ、私もそう思いましたが排気ガスの匂いとエンジンの音だけは憧れて見ていました
その後、本格的なラジコンブームになってレーシングカーやバギー、飛行機やスピードボート、操縦が最高に難しいと言われたラジコンヘリなんかが河川敷で飛んでいました
今のドローンからは信じられないほど難しかったようです
ラジコンヘリは微妙な出力調整が必要なので電動の方が向いているのと、ジャイロセンサー技術の発達で簡単になりました
あのキーエンスが自社のセンサー技術の披露のためラジコンヘリを発売したこともありました
「ラジコン技術」なんて雑誌をむさぼるように読んでいましたっけ
今もあるんですね
今も昔も
今考えると自分のエンジンの原点はラジコンバギーですね
そこから2ストの原付に乗り、中型、大型バイクとステップアップし、4輪もボーイズレーサーからクロカン4駆、ワゴン、セダンとうとうキャンピングカーまで
ずーっとエンジンで来たもので
電動に置き換わって行くのは寂しい限りです
乗れる限り、エンジンものは1台くらいは持ち続けたいと思います