MA-1の思い出
ブロ友のれいパパさんのツーリング記事を見ていたら
ビューエルにフライトジャケットと思いっきりアメリカンな感じがクール
ということでMA-1の思い出
MA-1に出会ったのは大学のバイクサークルのころ
カッコよくてリーズナブルで暖かいアルファMA-1の愛用者が多くて
上野アメ横のミリタリーショップの老舗「中田商店」に行ってグリーンを購入しました
当時9,800円だったと思います
ファスナーがYKKは偽物、IDEAL製じゃないとね
アルファの他にアビレックス製がありますがなんとなく自分の中ではアルファ派
当時のクラブの先輩のろこねこさんもグリーンのMA-1とカーキのチノのイメージがあります
そういえばブラックもお持ちでしたね
MA-1の歴史
フライトジャケットのエピソードはミリオタの陸のヤドカリさんのコメントをご覧いただくとして
←勝手に書いてもらうことに決定している(笑)
第二次世界大戦後のアメリカ軍はプロペラ機からジェット機へと大きく変容し
フライトジャケットも見直しが行われました
今後も続く戦争でレザーも大幅に不足することもあり
A-2やG-1等のレザージャケットを布製に変更しようとするものでした
こうして生まれたのがMA-1の前身であるB-15
そして1947年に陸軍航空隊からアメリカ空軍が誕生
新生空軍を広くアピールするための必死のイメージアップを図る中で生まれたのが
フライトジャケットの傑作中の傑作と呼ばれるMA-1でした
1952年に標準支給された際はエアフォースブルーで裏地はグリーン
この後、裏地はMA-1の代名詞ともいえるインディアン・オレンジになります
B-15の丸味のあるスタイルは受け継いでいましたが
ムートンの立ち襟がジャージの丸襟に変更
これはジェット機になり高度もあがるに従い機内の気密性もアップしたので
襟にかかる圧力と防寒性が克服できたためでした
斜めに付けられたポケットは物が落ちにくくなっていて
後にパイロットの要求により防水性を高めるためにフラップが付けられました
(ポケットは中がネル素材で何気に暖かいんですよね)
袖口のニットの弾力性と手首を押さえる圧力は信じられないようなテストを繰り返して決定されたそうです
その他、グローブをはめたまま開閉ができるジッパーなど
厳しいミルスペックを通過したこうしたウンチクも所有する喜びでした
MA-1を売ったり買ったり
社会人になってからB-3ボマージャケット(あのムートンのモフモフのヤツ)も購入しましたが
MA-1のお手軽さは捨てきれず
その後、あまり着用の機会もなくなってきてブラックはヤフオクで売却
1000円くらいだったかな?ちょっと後悔
数年前、MA-1が若い子の間で再流行して
ユニクロなんかもMA-1タイプのジャケットを出し始めました
なんかもう一回ブラックのアルファMA-1を欲しくなってアマゾンで注文したんですが・・・
着てみるとなんか感じが違う
全然カッコ良くない
まあ、モデルの問題はさておいて
アマゾンの説明を読むと
「JAPAN SPEC.(ジャパンスペック)で従来のUSサイズから、日本専用のサイズスペックに修正。
素材やディテールも現代風にカスタマイズされており、日本人体型に合ったサイズや仕様スペックにすることで、
ALPHAブランドのジャケットを快適に、よりスタイリッシュに着用できるようになっております。」
なるほど、細見で長めなシルエット、これがスタイリッシュってものなんですね
でも、昭和のMA-1は丸味があるのが正統派
B-15から受け継いだ丸味のあるシルエット
機内でも動きやすいような短めの丈
これがMA-1の命と昭和のおじさんは思うのです
ということで、返品しようかと思ったのですが、タグも外してしまったので
差額は勉強代ということで
それにしても、80年代のMA-1はツヤも失わず、ジャージの毛玉もほとんどなく
当時のアメリカ製品の質の高さを感じさせてくれます
でも、このグリーンも家族から着もしないのにクローゼットがバイクとかゴルフとかジャケットだらけで邪魔と言われ
ヤフオクで売却して今は手元にはありません😂
もう一度、純粋なUSサイズのMA-1を手に入れたい・・・
ちなみに映画トップガンでトムクルーズが着ていたと言われますがあれはレザーのG-1
フライトジャケットでNinjaを駆る姿はカッコよかったですね