TPMSの代名詞「エアモニ」
キャンピングカーを中心に盛り上がっているTPMS(Tire Pressure Monitoring Systemタイヤ空気圧監視システム)
流行りにはすぐに影響される私も装着しました
商品名「エアモニ」は国内後付けTPMSの代名詞になっています
私のは正しくは価格がエアモニの半分以下のXiaomiのカーブランドのTPMSですが
特に動作には問題なく正確な空気圧をリアルタイムで計測してくれています
一年以上使っての感想は付けなくてもいいという結論
純正のTPMSであればいいけれど、どうしてもTPMSを後付したいなら内蔵型を勧めます
TPMSを付けていて感じるメリット
走行中の空気圧のリアルな変化を知ることが出来ました
欧州車には標準装備なので我が家のベンツにも付いてますが空気圧不足を警告するのみで、実際のの空気圧は表示しません
灼熱の夏のアスファルトではタイヤの空気の温度も急上昇し膨張するので
空気圧も冷間時の550kpaが600kpaに上がったりします
雨の日は高速を走っても水冷されて空気圧はほぼ一定です
スローパンクチャーに気づき易い
運良く経験していませんが、小さな釘が刺さってユックリ空気が抜けて行く場合は
早目に気付くかもしれません
でも、ある程度減れば運転手は気づくと思います
TPMSが必須ではないと考える理由
バーストの予知効果は限定的
我々キャンピングカー乗りが恐れているバースト、運悪ければ横転です
ちゃんとメンテナンスしている場合、これはTPMSでは予知困難です
バーストは空気圧やタイヤ温度の異常だけでわかるものではけっしてありません
バーストした瞬間にピーピー警告しても遅いですし
空気圧不足のまま長時間走るとスタンディングウェーブ現象が起こり、タイヤも高温になってバーストし易いと言われます
なのでメンテをしないズボラで空気圧に関心の無い人には役立つかもしれません
でも、そういう人はエアモニを付けようとも思わないハズ
センサーが緩むと空気が抜け易い
バルブキャップ型センサーはバルブの弁を押して開いた状態で装着されます
そうしないと圧を計測出来ないので当たり前ですね
なので取付けが緩むとプシューっと空気が勢い良く抜ける原因となります
メンテナンスに邪魔
緩まないようにセンサーを締付け用のナットで締め付けるんですが
その分外しにくい
でもエアコンプレッサーで空気を足したり
エアゲージで空気圧を計測するには
いちいちセンサーと締付け用のナットを外さなくてはなりません
これが億劫
ガソリンスタンドでは他の人の迷惑にならない様に事前に外してから行ったりしてました
ホイールバランスに影響がある
実際に計測したわけではないのですが
バルブの先端にセンサーを取り付けるので影響はゼロではないでしょう
キャンピングカーのホイールバランスはハブボルト折れの金属疲労に繋がるので
軽視することはできません
気になる方はセンサーを取り付けたままホイールバランスを取る方がいいでしょう
後付けするなら内蔵型
TPMSにはバルブキャップ型センサーをバルブにねじ込むだけの外付け型
ホイールの内側に取り付ける内蔵型があります
内蔵型はホイールからタイヤを取外す必要があるので素人では難しいですが
センサーを擦ったり雨や雪からも守れますし、
エアバルブはノーマルのままなのでエアゲージやエアーコンプレッサーも普通に使えます
ホイールバランスへの影響も少ないでしょう
バースト防止には敢えて取り付ける必要はないかな
私の結論はバースト防止であれば自分でエアコンプレッサーを購入して
月一でも空気圧のチェック&補充をする方が現実的
定期的にタイヤ空気圧を手で測ることがキャンピングカー乗りの基本だからです
その際にタイヤの異常とかをチェックすることが大切ですね
なのでその際に邪魔になるTPMSは敢えて購入する必要はなし
逆にそんなにマメに空気圧チェックなんてしない人は
付けておいた方が安心かもしれません
でも空気圧が落ちていたらちゃんとエアーを入れないと意味ないですよ
あと、主要国でTPMS装着が義務になっているのに自動車先進国の日本はなんで?
と言われます、行政の怠慢と思っていましたが
車検制度のお陰でボロタイヤはありえなず、洗車好きで目検も効く日本には必要性が薄いのかもしれません
さて、自分はどうするか
先日、ノーマルバルブキャップのまま日光にいきました
なんかいつも健気に空気圧を教えてくれるTPMSがないと一抹の寂しさと不安が😅
折角購入したものを敢えて廃棄する必要もないかなと
エアーを入れる都度センサーを取外す手間は覚悟のうえで