バンテックはリチウムイオン導入に慎重ですが
DELTA Max投入で電気容量が実質倍になったのですが
この機種を選んだ理由は容量よりも世界最速の充電能力です
特許技術X-Stream充電テクノロジーにより家庭のACコンセントから1500Wの急速充電が可能になります
最大の1500Wで充電した場合は空の状態からわずか1.7時間で満充電となります
でも、家庭のコンセントの話でしょ?
と思われますが、バンテックのキャンピングカーでこれを活用できるんです
ナッツRVのエボリューションシステム
キャンピングカーの充電システムで最強と言われているのがクレアに搭載されているエボリューションシステム
その仕組みは
通常の充電は自動車のオルタネーターで発電された直流12V(14Vくらいまで上がる)をメインバッテリを介して電圧差でサブバッテリーに充電します
エボリューションシステムは直流でサブバッテリーに直接充電するのみでなく
上の図でわかるようにオルタネーターを直接インバーターに接続して交流100Vの充電器(22.5A×2個で最大45A)でサブバッテリーを昇圧充電します
ちなみにエンジン稼働時にエアコンを使う際は1系統はエアコンで使うので、もう1系統の充電器のみ使って22.5Aで充電します
バンテックのデュアルソースエアコンシステム
オルタネーターを直接インバーターに接続して100V交流にするところまではエボリューションシステムと同じ
エンジン稼働中はエアコン使い放題になるところも同じなんですが
交流100Vをサブバッテリーの充電には使っていません
ここまでの説明でお気付きでしょうか?
DELTA Maxは交流100VがあればX-Stream充電テクノロジーで超急速充電ができます
つまりバンテック車でエボリューションシステムのような使い方ができます
リチウムイオンバッテリーの急速充電に加え
満充電上限も設定できる(80%までとか)のもハイパーエボリューションの「いたわり充電機能」と同じになりますね
説明書によると急速充電がバッテリーに負担になることはないとのこと
あと長期間保管時は50%〜70%の充電状態が望ましく、0℃以下の環境には保管しない方がいいとのことです
デュアルソース・エアコンシステムでテスト
まずはエアコンの運転テスト、といっても寒いので暖房運転してみました
スマホで操作できるので、ここからはスマホの画面で
エンジンをアイドリングにしてインバーターのスイッチを入れます
これでデュアルソース・エアコン・システムが稼働します
DELTA Maxの入力は400Wに設定しました
ちなみにサブバッテリーは既に99%でしたのでそれほどアンペアは上がりません
次に入力を800Wまで上げてみます
アイドリングだとさすがに限界はありますね
アイドリングだと600Wくらいまでならサブバッテリーを減らさずに充電できそうです
バンテック車のみならずナッツRV車のリチウム化にもメリット
高速走行時などは入力を800W 以上にしてもサブバッテリーとの同時充電ができるかもしれません
さすがに1500Wを続けるのはインバーターの負荷が大きそうですけど
これは何回か試してみて最適値を探すしかありませんね
もし、空になっても2~3時間の走行で満充電できるならば長期キャラバンにも十分活用できそうです
スマホで簡単に入力最大値を変更できるのも強みです
自分のコルドバンクスは走行時はリヤクーラーがあり、家庭用エアコンを稼働させる必要がないため
デュアルソース・エアコン・システムのメリットをイマイチ享受できていませんでした
バンテックのオーナーはそういう方が多いと思います
リチウム化を考えるにあたり、現在のユニットを丸ごと交換するのもいいですが
このようなメリットを考えるとDELTA Maxを追加投入するだけも十分ありなのではと思います
ナッツRVのエボリューションシステムも、走行中は100V交流を使い放題なので
100万円以上かけてハイパーエボリューションに換装する前にこの簡易方式も検討されてもいいかもしれません
但し、ナッツRVの方は試したわけではないので推測です
今後は実際の使い方をレポート予定です
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