FFヒーターが点火しなくなった
今回、草津温泉の車中泊で
起床時にタイマー設定したFFヒーターが点火せず


確認したらサブバッテリーの電圧が11V台になっていました
冷蔵庫と照明は付いているのですが、FFヒーターは稼働開始時にかなりの電力を消費するのでエラーになった模様
因みにボトロニックの残量表示は82%
これは新品時に300Ahで100%って設定したら、バッテリー劣化しても、もう満腹ですという状態になると100%表示するので
実際の容量は表示の2~3割引の状態になっている可能性が高い
ボトロニックの補正でブースト充電も試しましたが
若干、回復した程度なのでやはり交換した方が良さそう
サブバッテリーの基本
リチウム全盛のこの時代に鉛のディープサイクルバッテリーのおさらい
ディープサイクルバッテリーには大きく2種類
バンテックで標準採用している完全密閉型の低電圧タイプ
・ジェルやAGMタイプ(グラスマットに電解液が吸着されているドライタイプ)
・価格は高め 3万円程度
・長寿命5年~10年(でも実際は2年ちょっとでダメになった)
・満充電電圧が 14.4V程度(商品によって違いあり)
ナッツRVで標準採用している非密閉型の高電圧タイプ
・メンテナンスフリー(電解液の補充不要)だけど充電時のガスは排出される
・価格は安い 1万5千円程度
・寿命は2~4年程度
・満充電電圧が 14.7V程度(ACデルコは15V必要とも)
なんでこんなに早く劣化した?
どちらにしても通常の走行充電(13.8~14.2V程度)では満充電にはなりません
ナッツRVはエボで昇圧充電しているので高電圧タイプでも走行充電で満充電できますが
バンテックは昇圧充電がないので、低電圧タイプでも実際は満充電になっていないと思われます
最終的には外部接続かソーラーで満充電にすることが必要
ウチは220Wソーラーが14.7Vくらいになっていたので問題はなかったはず
念のため、外部接続用の「すぐれもの充電器」のディップスイッチも確認したのですが
ちゃんと14.4Vの設定になっていました
使用状況も夏は涼しい北海道でエアコンを煩雑に使うこともなく
最初からポータブル電源(Jacky)を併用していて
サブバッテリーは残量が70%を下回ることの無いようにしていましたので
なんでこんなに早く劣化したのか不明
トリプルサブバッテリーは必須か?
バンテックに相談したところ3個交換で約10万円
もしかするとまた2年しか持たないかもしれません
DeltaMaxがあるのでAC100Vのエアコンや電子レンジはそちらに任せるとして
照明の消費電力は知れているので
問題はFFヒーターと冷蔵庫
運よく、これらの消費電力は冬はFFヒーター、夏は冷蔵庫なのでピークは重なりません
そうすると3個は要らない
サブバッテリーを減らすメリット
・1個あたり約30㎏の軽量化
・充電効率のアップ
残量90%のバッテリー3個より、残量70%のバッテリー1個の方が電流の入りがいいので効率的に充電できます。その分、劣化は早まるでしょうけど
万一、サブバッテリーが不足する場合はDeltaMaxを外部接続してFFヒーター等を稼働できますし、その際にサブバッテリー充電に流れる分を最小限にできます
サブバッテリーは低電圧タイプか
低電圧タイプが良いのは分かってますが
消耗品と割り切ると半額以下の高電圧タイプも選択肢に
その場合、バンテック車では走行充電で満充電は絶対に無理
ただ、走行充電は例の方法でDeltaMaxに集中して、DeltaMaxから外部接続を通じて「すぐれもの充電器」でサブバッテリーを最終充電する
また、停車時はソーラーで充電する
という組み合わせなら行けそうな気がします
若干、寿命が短くなっても1万円台なら安いもんです
課題は、完全密閉タイプではなくなるので
充電時に発生するガスを車外に出すパイプを通す穴を探すことかな
ナッツRVのクレソンジャーニーですがやはり透明なビニールパイプで排気してます
いっそのことリチウム化は?
走行充電から全て入れ替えれば可能なんでしょうけれど
今のところ基本的なシステムはイジりたくないので
このままの装備(走行充電、外部接続充電、ソーラー充電)の設定変更程度で100Ah程度のBMS内蔵リチウムイオンバッテリーを単純入替の場合どんな影響があるのか
電気に弱い私には判断つきません
ネットで観ても大丈夫という話とダメという話があり
若干、充電性能が劣る程度ならいいんですが、発火等のリスクがあるなら怖いですし
でもここまで普及して価格も落ち着いてくると魅力的ではありますね