発知のヒガンザクラ
玉原高原への街道を走ると派手な桜並木があるわけではないのですが
点々と立派な一本桜があって、これはこれで見応えのある景色が続きます
細い農道を入って行きます
キャンピングカーだったら、この辺りに駐車して歩いていくところ
群馬県指定天然記念物のエドヒガンザクラ
推定400歳
この樹は周囲を田畑に囲まれ、付近のどこからも見ることが出来「苗代桜」と呼ばれて、この花が咲くと苗代をつくりはじめる目安として地元の人々から親しまれてきたそうです
夜はライトアップはしていませんが、月明りに浮かび上がる姿も見て見たい
次の一本桜に向かいます
「上発知のしだれ桜」はどうでしょう
1998年放映「水曜どうでしょう」の「絵ハガキの旅」で大泉洋が羽田空港で引いた第一弾がこの「上発知のしだれ桜」
この時点で雪が・・・最初は桜吹雪か昨晩の雪が風で舞っているのかと思ったんですが、しっかり雪が降っています
発知のヒガンザクラから北に3キロ弱の場所にあるしだれ桜の銘木
小高い塚の上にあり、根元にはお墓と赤い前掛けをしたお地蔵様が立っています
カメラマンもたくさんいます
車での進入はけっこう大変なので、街道に置いて歩くのが正解かも
街道沿いも銘木多し
いつの間にか雪も止んで晴れてきました
街道を戻ります
次の桜に向かいますが
途中で別の名木を発見し寄り道
蓮根の大クワとカイコの思い出
クワガタではなく桑の木です
こんな人里にクマがでるんですね
子供の頃、神奈川にある実家の前は桑畑でした
昔は養蚕が盛んな地域だったらしく、カイコを天井裏に飼う古い農家もあったようです
カイコ農家の友人からカイコを貰って家の前の畑で桑の葉を失敬して育てていたら
箱から逃げ出して部屋の中で繭を作って母親に叱られた思い出があります
当時の記憶では桑の木は子供の背丈程度でしたからこれは巨大
地元の人は「おカイコさま」といって大切にするんですよね
カイコの幼虫の食欲旺盛なことといったら毎日大量の桑の葉を与え、大量の糞をします
繭の中の幼虫は魚釣りの餌にもなります
でもカイコの成虫って神秘的というか気持ち悪いというか
手に乗せるとピタピタと不思議な感触で手に吸い付くんです
そんなことを思い出しました
続く