フロンティアーズマン ベアスプレーのレンタル開始
モンベルが9月10日から熊撃退スプレーのレンタルを開始するそうです
モンベル | 店舗 | ベアスプレー(熊よけスプレー)9/10(火)レンタル開始
レンタル商品は
SABRE(セイバー) というブランドのフロンティアーズマン ベアスプレーとベルトホルスター
この商品は容量が272mlと234mlの2サイズあり、噴出距離も272mlが10.5m、234mlが9.0mと1.5mの差がありますが
レンタルされるのは234mlの商品です
レンタル料金は
3日間 2,500円~
別途保証金 12,000円が必要(スプレー返却時に返金されます)
熊撃退スプレーは購入かレンタルか
2018年の北海道キャンプツーリングに初めて熊撃退スプレーを購入しました
有効期限が4年程度なので2022年に2度目の購入をしています
アマゾン等で1万円未満で購入できるので
4回レンタルすれば元が取れます
キャンピングカーでの北海道キャラバン中も
熊出没ありの注意看板がある場所では携帯しています
黒岳登山の際も携帯しました
本州での登山時※も携帯しています
※グリズリー(ヒグマ)用の熊撃退スプレーは超強力なので本州のツキノワグマには使用しないで下さいと注意書がある場合もあります
主に動物愛護の観点からのようですが、私は自分の判断で携帯しています
自分や他人にかからないように注意することは言うまでもありません
レンタルであれば山登り以外では携帯しなかったと思います
幸い使う場面に遭遇したことはありませんが、コスト的にも購入して良かったと思います
熊撃退スプレーは飛行機に持ち込めない
ではレンタルするメリットはというと
一番は飛行機で北海道に行くとき
恐らく北海道の山登りに行く人の大半は飛行機だと思います
ただ、熊撃退スプレーは「危険物」扱いなので航空機への持込ができません
機内持込はもちろんのこと、預入手荷物(スーツケース等)での持込も禁止
機内はハイジャック防止の観点もありますが、そもそもスプレー缶は破裂の恐れがあるとして航空機では禁止されています
この場合は現地でレンタルするのがスマート
職場の山登り好きの同僚は現地で購入して、帰りは宅急便で自宅に送ったそう
この場合も陸送指定で送ることが必要です
UDAP熊撃退スプレー
私が持っているのはUDAP社の熊撃退スプレー
アメリカ森林警備隊が使用、イエローストーン国立公園で入山者推奨商品になっています
これからの登山は熊撃退スプレー必須の時代
熊撃退スプレーを持っていても100%安全なワケではありません
背中を見せて逃げるのは最悪のパターンですが
熊撃退スプレーがあれば
対峙したままスプレーを構えて後ずさるのにも、気持ちに余裕ができるので
ある程度の距離で睨みあった場合の抑止効果は大きいと思います
そのためにも、熊とばったり出会って双方がパニックにならないことが大事
熊鈴やラジオなどでこちらの存在を早めに知らせましょう
熊鈴に寄ってくる場合もあるという話も聞きますが
餌付けをされたり、人間や家畜を襲って味をしめた一部の熊に限った行動かと思います
北海道のみに生息するヒグマは賢くて執着力が強く、慎重で臆病、襲われたときの致死率は高く人間を食料として食べます
火も怖がりません
札幌市街の住宅地にも出没しているので、道内はどこで目撃しても不思議ではなく
キャンプ場や湖や川でのフィッシング、歩いて森を抜ける観光地、自転車での林道サイクリング等
北海道の旅で避けて通れないのであれば、熊撃退スプレーは保険として必須の時代になっているのではないでしょうか
一方のツキノワグマは好奇心旺盛で、驚くとパニック的な行動にでることもあります
乗鞍岳バス停ターミナルの事件がまさにその典型です
襲われた場合の致死率は高くはありませんが、顔面や目を狙って来るので、後遺症の残る重傷を負うケースが多いです
基本的に人間を食べることはしませんが、連続殺人となった秋田のスーパーKのような例外も出てきています
女性従業員2人がヒグマに殺された秋田八幡平クマ牧場で、過去に脱走したヒグマがツキノワグマと交配したハイブリッド種ではないかという噂も出ていますが
生物学的にはありえないそうです
空手の心得があったのでツキノワグマを突きで撃退したとか、巴投げで谷底へ落としたとうい武勇伝がたまにニュースになりますが
たまたま運が良かっただけでしょう
腕に覚えがあっても、熊撃退スプレーを持っていても、出会わないに越したことはありません