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美味しいハンバーグの品質管理は難しいという話

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「飲めるハンバーグ」で食中毒

「飲めるハンバーグ」として最近人気のお店で、

O-157が原因と見られる食中毒が発生しました

食中毒事故に関するお詫びとお知らせ - 株式会社将泰庵

 

一度食べてみたいと思っていたので、残念です

焼肉店やしゃぶしゃぶ店などを手広く展開していて、牛肉の扱いには慣れているはず

でも、事故は起きてしまうんですね

 

「飲めるハンバーグ」はA5ランクの黒毛和牛のミンチを使い

軽く焼いた後にスチームコンベクションオーブンで焼き上げるそう

本当に飲めるようなとろとろの食感を楽しめると評判でした

営業再開したら、行ってみたいです

 

腸管出血性大腸菌O-157による食中毒は死に至ることもある恐ろしい大腸菌ですが

75℃で1分間の加熱で死滅します

このハンバーグは平べったくなくて球体に仕上げるので中心部の加熱が不十分だったのかもしれません

 

ハンバーグがステーキより危険なわけ

O-157は肉の表面に付着します

ステーキや焼き肉は表面を加熱すれば中はレアでも大丈夫ですが

ミンチ肉を使うハンバーグは表面の肉も混ざってしまい、どこあるか分かりません

なので基本的には中まで良く火を通す必要があります

レアで提供するなんてドンデモないという代物です

 

「さわやか」のハンバーグはレアでも大丈夫

私が浜松に単身赴任していた頃

何度食べたかわからない「さわやか」の「げんこつハンバーグ」

【磐田本店】


中はレアですが、もちろんお腹を壊したことはありません

創業以来、食中毒を出したこともないそうです

ここに秘密がありました

 

産地からテーブル上までの安全・安心の物語|さわやかのこだわり|

 

・原料となる塊肉は、専用の殺菌機で連続的に表面殺菌

・殺菌機を通過することで、原料肉の表面温度は「110℃~120℃」もの高温に

このため殺菌機から出てきた肉の表面は赤色から茶色になっているそう

・この原料肉をミンチにしてハンバーグの形に成形します

・ここまでをドッグシェルターと呼ばれる専用工場で一貫加工

 

これを信じるならレアのハンバーグにしてもO-157のリスクは限りなくゼロですね

 

ベリーレアのげんこつハンバーグ

牛肉はレアが大好きなので

「さわやか」で「ベリーレアにして!」とお願いしたことがあります

残念ながら、そのようなリクエストは受け付けてくれませんでした(T_T)

ただ一度、福島から遊びに来た友人を「さわやか」に連れて行き、ふたりで「げんこつハンバーグ」を注文したところ、中心部がいつもよりレアレア

ちょっと中心部も冷たい

友人に「凄いだろーこのレアなハンバーグ」と自慢していたら

店員が駆け寄ってきて

「お客様、申し訳ございません、手違いで焼きが不十分な状態で提供してしまいました。品質には全く問題ございませんが、交換させていただきます」と

既にほとんど食べ終わっていましたので、結局2個食べることに(笑)

体調も大丈夫でした

 

関東にも進出して欲しいけど

中身をレアで提供するには、全てレアで食しても問題ないくらいの品質が求められる

それがハンバーグです

「さわやか」も品質を担保するために、静岡県内での店舗展開しかしないそう

そのため、関東に一番近い「御殿場店」などは5時間待ちとかザラです

決して「さわやか」の回し者ではありません(^^)

 

《こちらも、今後の出荷分は安全でしょう》