【一部ネタバレを含みます】
封切翌日に「F1/エフワン」を観てきました
先月の「ミッションインポッシブル/ファイナル・レコニング」に続き
「F1/エフワン」を観てきました
還暦夫婦はいつでも1100円です(^^♪
前評判は非常に高いですけど
さすがにミッションインポッシブルほど席は埋まっていない
キャッチフレーズは"地上版「トップガン」誕生!"
宣伝通り、「トップガン・マーベリック」の監督、製作、脚本スタッフによる作品
トム・クルーズも弛んだ頬をブルブルさせながら頑張ってましたが
ブラッド・ピットも「高齢者ドライバー」役でした
結論からいうと
「近年、急にF1に興味をもったアメリカンが作った、ハリウッドらしいストーリーの娯楽大作」でした
3時間近い上映時間もあっという間です
アメリカ人にF1が分かるのか?
サッカーワールドカップよりアメリカンフットボールというように
自動車レースでも
欧州が本拠地のF1よりもインディ500で有名なインディ・カーシリーズの方が圧倒的に人気も知名度も高かいお国柄
ネットフリックスで2019年に配信が始まった「Formula 1: 栄光のグランプリ」がコロナ禍でもあり、瞬く間に全米で人気となり
今ではオリンピックと同じようにF1もアメリカ市場を無視できなくなっています
優柔不断なホンダが2021年末でF1撤退しながら、舌の根も乾かないうちに2026年からの復帰を宣言したのも
主戦場となる北米マーケットへのインパクトが背景にあるのは間違いないでしょう
でも、テクニカルコースよりも単純なオーバルコースでぶっ飛ぶのが大好きな
マッチョなアメリカンの思考にF1の機微がマッチするのだろうか?
撮影はFIAもF1チームも全面協力
もちろんハリウッドですから資金も豊富で映像も手抜きはありません
2023年、2024年の実際のF1グランプリの開催地で撮影
F1風に仕上げたF2マシンを実際のF1に交って走らせています
実際のF1パイロットやチーム代表も出演
皆さん、日常的にネットフリックスに追いかけられているからか
意外と映画出演も演技も違和感ありません
ブラピも実際にハンドルを握っての映像は迫力満点でした
ただ、
30年前にセナやマンセルと競った若手のホープ(ブラピ)が大事故でF1を去り
落ちぶれたF1チームに招かれて自尊心の強い若手黒人レーサーとチームメイトに
黒人レーサーはブラピの指示を聞かず大クラッシュ
でも復帰してからは徐々に打ち解けてチームワークもアップ
最終戦で優勝争いに絡み・・・優勝は誰の手に?
というストーリーの先が読めてしまうんですよ
F1好きの人はツッコミどころは目をつぶって娯楽大作と割り切って楽しむ
F1に興味の無かった人はバッテリー回復?、ソフトタイヤ??、DRS???
となっても、F1の迫力とサウンドとハリウッドに良くあるヒューマンドラマを素直に受け入れて楽しめばいいかなと思います
事実は小説より奇なり
映画を観終わって
ドキュメンタリーであるネットフリックスの「Formula 1: 栄光のグランプリ」の方が
人間模様も含めドラマチックだなあと
映像の切取り方もF1好きのプロフェッショナルが作っている感があります
やっぱりフィクションは良くできたノンフィクションには勝てないのでしょうか
公開前から「史上最高傑作のレース映画」と言われていましたが
個人的にはF1映画だと「ラッシュ プライドと友情」の方が好きかな
レース映画だとやっぱり「デイズ・オブ・サンダー」が盛り上がるw