キャンピングカーの車窓から

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レノジーの超薄型半固体電池

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RENOGY 12.8V 104Ah 超薄型半固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

レノジーからリン酸鉄リチウムイオン電池の新型が出ました

超薄型の半固体バッテリーです

容量:1331Wh 12V 104Ah

 

超薄型のメリット

サイズ:579 x 290 x 61 mm 12.8 Kg

容積が10,242㎤になります

 

最近はリチウムバッテリーも小型化が進んでいます

Core シリーズ12V100AhMini リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

229 x 138 x 213 mm  9.9 Kg

容積が6731㎤

 

容積と重量を比較すると従来製品の方が小型といえます

 

半固体になるとリチウムポリマー電池のように形状の自由度があがるのでしょう

この半固体電池のメリットは61mmという薄さ

レノジーも設置の自由度が高まることをアピールしています

デュカトや軽の自作キャンパーなどで座席下設置の選択肢が増えるかもしれません

 

安全性が向上

これは半固体電池のメリット

リン酸鉄の場合貫通して電解質が液漏れしても発火しないと言われていますが

半固体は液漏れリスク自体が軽減されます

 

更に高温下でも従来のリチウムバッテリーに比べ、温度上昇が9倍遅く

これにより、熱暴走のリスクを大幅に減少させ、安全性が大幅に向上するそう

 

低温時の充電がマイナス10℃までOK

これは厳冬期ユーザーにはありがたいのではないでしょうか

いままでのリン酸鉄リチウムバッテリーの充電は0度以上

氷点下ではBMSで遮断されます

 

ヒート機能付きバッテリーを選択したり

私のように充電カットスイッチを付けたりして凌いでいました

これはソーラーカット用のブレーカー

エンジンかけなければ走行充電はされませんが、ソーラーは勝手に充電始めてしまいますから・・・

 

そういう意味でも

断熱処理していない自作キャンピングカーなどでは温度管理も含めて設置場所の選択肢が広がります

 

200A高出力で2000Wインバーターを駆動

従来の100Ahのバッテリーは連続出力100Aでしたが

この半固体電池は200Aまで出力できるので単体で2000Wインバーターを駆動できますよ~

とうたっています

2000W インバーターを使うなら100Ahでは不足するので2個以上並列接続するでしょうから

あまり大きなメリットとは言えないかもしれません

 

Bluetooth&CANで遠隔監視可能

個人的にはこれは評価したい機能

Bluetooth付のバッテリーはけっこうありますが

CANで走行充電器と通信することで、電源関係を一括して管理できます

 

自分の走行充電器にもCANポートが付いています

 

半固体電池買いまー?

半固体という安全性は魅力ですが

現状ではサイズ的にどうしてもということでなければ

ちょっとコスパ的に悪すぎるかな

 

コルドバンクスをリチウム化した3年ほど前は100Ahのリン酸鉄が7~8万円したのですが、今や半額以下で購入できます

10万円で300Ahが購入できるのでコスパ的にはキツイ

 

サイズも

我がT.M.Evolutionでシミュレーションすると

ここにどれだけ積めるか

300Ah1個が384 x 194 x 253 mm

3個並べて縦384㎜ 横600mm 高さ253mmの空間

半固体579 x 290 x 61 mmを横向きに立てて並べると

横がちょうどぐらい

高さはギリギリ

 

生セルのようにバスバーで6個連結するとして

奥行は6個並べられるくらい

 

30万円 900Ahが60万円 600Ahになってしまうので

もう少し価格がこなれるのを待った方が良さそうです

 

適応温度が広いので

メインバッテリーへの展開なども期待したいですね