水って買うもの?
生まれ育った場所は神奈川の相模川と中津川(宮ヶ瀬ダムの下流)に挟まれた町
宮ヶ瀬ダムも子供の頃はなくて、中津渓谷という名で小学校の林間学校にいきました
神奈川県は良質な水源が豊富なことで有名で、昔の船乗りは長期間腐らない横浜の水を船に積み込んでいったとか
その中でも故郷の町の町営水道は地下10mから汲み上げる地下水を原水にしているため、一年中15℃前後で安定した美味しい水でした(ということに後で気付いたのです)
子供の頃はペットボトルを買うなんてことは無かったので家でも、公園でも、学校でも蛇口から水をがぶがぶ飲んでいて
この水道水の味が当たり前だと思っていました
でも、社会人になって仙台に赴任したら水道水が不味い
生活していたところは釜房ダムが水源だったのですが、実際に見に行ったらやっぱり美味しそうな水ではありません
仙台は食べ物も美味しくて3年間楽しく過ごしました(妻の実家もあります)が、改めて自分の故郷の水の美味しさに気付いた訳です
東日本大震災とミネラルウォーター
ミネラルウォーターは80年代後半からハウスの「六甲のおいしい水」などが売り出されて一定の普及はしていましたが、東日本大震災で加速したのは間違いないでしょう
被災地域で水道の復旧まで飲料水が不足したり、東京など関東地方の一部の水道水から高濃度の放射性ヨウ素が検出されたりして需要が高まったのと
工場が被災してペットボトルの蓋が不足したということもありました
国内のミネラルウォーターが非常に品薄な状態になったので
政府は震災時の緊急措置として、輸入したミネラルウォーターの容器が外国語表記のままでも販売を認め、外国からのナチュラルミネラルウォーターが大量に輸入されました
その時限措置は2011年8月15日に廃止されましたが、その前後から過剰在庫もありネット通販などでミネラルウォーターの投げ売りが始まりました
正規で購入すると500mlで一本100円前後の品が20円台だったことを覚えています
クリスタルガイザーのまとめ買い
その頃からクリスタルガイザーの並行輸入品をまとめ買いするようになりました
現在は日本語表記のラベル(なぜか外国語ラベルのものも大丈夫みたい)になって輸入されていますが、48本で2000円弱(税送料込)
1本当り40円前後で購入できます
大塚製薬の正規販売品の半額以下です
ちなみに大塚製薬の正規代理店品は青いキャップ、並行輸入品は白いキャップです
宅急便のお兄さん(おじさん)には申し訳ないのですが、玄関口まで運んでもらえるので非常に便利
常にストックするようにしています
出社時にバッグに1本、ドライブするときに1本、山に行くときにはザックに3本
家族全員で使うとそれでもあっという間に無くなります
シャスタ産とオランチャ産
クリスタルガイザーには産地が2か所あり、シャスタ産とオランチャ産があります
ラベルの山の絵柄を見れば見分けが付きます(もちろん産地の記載もあります)
山の数が少ないものがシャスタ産で、山脈のように山数が多い方がオランチャ産
成分は
シャスタ産:硬度38mg/Lナトリウム1.13mgカルシウム0.64mgマグネシウム0.54mgカリウム0.18mgバナジウム5μg
オランチャ産:硬度67mg/Lナトリウム1.91mgカルシウム2.24mgマグネシウム0.27mgカリウム0.26mg
日本人は軟水を好むのでシャスタ産を求める傾向にあります
もうひとつ、オランチャ産のクリスタルガイザーには微量のヒ素が含まれており、敬遠されることがあります
微量のヒ素は海藻にも含まれていますし、水道水にも微量に含まれていて、オランチャ産のクリスタルガイザーに含まれるヒ素の量は一生にわたって毎日飲み続けても健康被害がないというのが基準です
もちろん、アメリカの基準でも日本の基準でも問題ないレベルですので安心して飲めます
欧州では硬水が好まれる傾向があり、健康にもいいんですけれどね
山登りもやっぱり水
山に登るときはスポーツドリンクと思いますが
スポーツドリングやお茶のペットボトルって冷たくないと美味しく感じないんですよね
凍らすと水が一番長く溶けずに持ちますし
もちろん塩分補給飴とかでミネラルは別途補給する必要はありますけれど
ケガした時に傷口を洗い流すのにも使えますし
私はミネラルウォーターを基本にしています
あと、並行輸入品のあのペラペラのエコボトルが飲み終わった後かさばらないのがいいです
日本はなんでも過剰品質、過剰包装ですから
アメリカみたいにビールの6缶パックもビニール紐みたいなので十分ですし、本もペーパーバックで十分なんですけどね